2012年3月6日火曜日

Virtual PCな仮想マシンをVMware vSphere 5へ引越しする

手元の作業用PC(Windows 7)では 複数のVirtual PCな仮想マシンを動かしています。
年末くらいからこのマシンのHDDにぽろぽろとエラーが出てきたので、これを口実にvSphere 5のESXiに仮想マシンの引越しを強行してみた。



検索するとNHCを使った方法が結構引っかかるのですが、今回はVMware vCenter Converterを使ってみることに。

対象となるVirtual PCの仮想マシンは

  • Windows XP SP3
  • CPU 1
  • メモリ 2GB
  • NIC 1
  • HDD 127GB
というもの(電源OFFの状態)。
引越し先は
  • vCenterを指定(というか、vCenterを指定したらちゃんとデータセンター内の各ESXiさんが見えた)
  • 作業用PC(Windows 7)とvCenter(と各ESXi)は間にL2スイッチが何台かはさまっているけど基本1Gbpsで接続
  • 各ESXiとdatastoreとなる外部ストレージのiSCSIの箱は1Gbps SANで接続
こんな感じ。

作業自体に難しいことはなく、
  1. Converterの「マシンの変換」をクリック。
  2. ソースのタイプに「バックアップイメージまたはサードパーティ仮想マシン」を指定し、仮想マシンファイルにhoge.vmcを指定して「次へ」をクリック。
  3. ターゲットのタイプを選択に「VMware Infrastructure仮想マシン」を選択し、詳細にvCenterの情報を入力して「次へ」をクリック。
  4. 名前に適当な仮想マシン名を付けて「次へ」をクリック。この名前、日本語が入りそうだけどきっと入れない方がいいと思う。
  5. ターゲットにvCenterを指定したので、データセンター内のどれにするかを選択、データストアと仮想マシンのバージョンを指定して「次へ」をクリック。
  6. 変換タスクのパラメータとして、デフォルトから一か所だけ変更して、仮想HDDをシンプロビジョニングすることに。
  7. あとは変換Goで。
こんな感じなので簡単らくちん。

で、実際の変換時間は約8分で平均転送率は92.01MB/sとのこと。予想より全然速くてちょっとがっかり。以前死に書けたWindows Server 2003からP2Vした時は数時間かかったので、今回も1時間くらいかなーと思っていたのに…

ちなみに、引越ししたXPは再アクティベーション必要でした。