とある理由で利用していたSolaris 10のHDDが死んでしまったので、 vSphere 5の上にOpenIndianaを入れたのでそのめも。
vSphere 5は仮想マシンのテンプレートとしてOracle Solarisを持っているので、「Oracle Soraris 11 (64ビット)」で作成。
OpenIndianaはサーバ用途でしか使わないし、管理もssh経由でしかやらない(はず)なのでServer版(text installer)を選択。
インストール自体は特に難しいこともなく、
- デフォルトの英語キーボード
- 言語に日本語(localeがja_JP.UTF-8になる)
- 仮想HDDは全体を使うように
- ネットワークの設定はどうせ後からいじるので自動設定のまま
インストール後の設定として、まずはIPアドレスなんかの設定をする。
標準だとNetwork Auto-Magic(NWAM)とかいうのがネットワークの設定を自動的にしてくれるみたいなので、
$ sudo svcadm disable svc:/network/physical:nwam $ sudo svcadm enable svc:/network/physical:defaultとしてSolaris 10なんかと同じように設定できるようにして、ipadmコマンドでIPアドレスを設定する。
$ sudo ipadm create-addr -T static -a 192.168.100.1/24 e1000g0/HOGE $ ipadm show-addr e1000g0/HOGE ADDROBJ TYPE STATE ADDR e1000g0/HOGE static ok 192.168.100.1/24 $ ifconfig e1000g0 e1000g0: flags=1000843後はmtu 1500 index 2 inet 192.168.100.1 netmask ffffff00 broadcast 192.168.100.255
- /etc/nodenameのホスト名を確認したり
- /etc/hostsをいつものようにごそごそしたり
- /etc/defaultrouterにデフォルトゲートウェイを書いたり
- /etc/netmasksにセグメントのネットマスクを書いたり
- /etc/resolv.confにDNSを書いたり
- /etc/nsswitch.dnsと/etc/nsswitch.confをとりかえたり
次にtcpwrapperを有効にしてあげる。
$ inetadm -p NAME=VALUE bind_addr="" bind_fail_max=-1 bind_fail_interval=-1 max_con_rate=-1 max_copies=-1 con_rate_offline=-1 failrate_cnt=40 failrate_interval=60 inherit_env=TRUE tcp_trace=FALSE tcp_wrappers=FALSE connection_backlog=10 tcp_keepalive=FALSE $ sudo inetadm -M tcp_wrappers=TRUE $ inetadm -p NAME=VALUE bind_addr="" bind_fail_max=-1 bind_fail_interval=-1 max_con_rate=-1 max_copies=-1 con_rate_offline=-1 failrate_cnt=40 failrate_interval=60 inherit_env=TRUE tcp_trace=FALSE tcp_wrappers=TRUE connection_backlog=10 tcp_keepalive=FALSE $ cat /etc/hosts.allow sshd: 192.168.1.0/255.255.255.0 127.0.0.1 $ cat /etc/hosts.deny ALL: ALLここまでで一度再起動して、ネットワークの疎通確認をしてあげる。
さて、やっとネットワークも使えるようになったので、OI自体のアップデートをしてあげる。
$ sudo pkg image-update WARNING: pkg(5) appears to be out of date, and should be updated before running update. Please update pkg(5) using 'pfexec pkg install pkg:/package/pkg' and then retry the update. $ sudo pkg install pkg install pkg:/package/pkg $ sudo pkg image-updateそんでもって、ZFSなのでスナップショットとったりしてるのねーと感心しながら再起動してアップデートを適用してあげる。
無事にアップデートできたようなので、今度はvmware-toolsをインストールする。
いつものようにvSphere Clientから[仮想マシン]-[ゲスト]-[VMware Toolsのインストール/アップグレード]を選択した後に、
$ tar zxvf /cdrom/vmware-tools/vmware-solaris-tools.tar.gz $ cd vmware-tools-distrib $ sudo ./vmware-install.plで質問に適当に答えていけばおしまい…とはいかず、どうやらXが動いていないせいでXF86_VMwareが作れなくてこける。
ここにあるように、あらかじめXF86_VMwareを作っておけばいいようなので、
$ sudo cp /usr/lib/vmware-tools/configurator/XFree86-3/XF86Config /usr/lib/vmware-tools/configurator/XFree86-3/XF86_VMware $ sudo ./vmware-install.plとしてvmware-toolsのインストールは無事終了。全部終わった後にtouchで空ファイルつくっただけでもいいのかもと思ったけど、 面倒なので放置。結果おーらいということで。